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Web進化論を読み終えた後に残った感想は

1.情報は限りなくFreeになる
2.通信コストは限りなくゼロになる
3.ネット上の情報が膨大になりすぎて、一般人には何が起きているのか整理できないので、昔のメディチ家のサロンのような人たちの集まりが出来上がり、そこに集まる人たちが動きを先取りし新たな「情報の仲介業の機能」を果たす

と10年前に予測されていたのは、本当に起こった(進行形ではなく、現在完了形)のだなという実感です。実はそのころ「インターネットのインパクト」なるテーマでいろんなところで話をする機会が年に数十回あるような仕事をしていましたので、その時代の先駆者の予測を纏めて3つの予測としていました。予測があたったその後は「神のみぞ知る」てな感じでした。

(1)情報は限りなくFreeになるはBLOGその他のCGMで見事に証明されましたね。但し昔は既存メディアが本当にそうするのかと疑問視していましたが、著者が一般の人たちになるとは露知りませんでした。

(2)通信料は限りなくゼロになることは、Mooreの法則がすでに証明されていましたので、時間の問題だなと思っていましたが、これほど急速に実現するとは思っていませんでした。途中ではネットワーク・コンピューターなんてものにも関係しましたが、挫折感を経験していました。柴田さんの言う「こちら側(MSの世界)」で競争しようとしていたのだなと納得してしまいました。

(3)「情報の仲介業」に関しては、Googleの本質とは何か今まさに議論がなされているところで、むうすこし経てばその一部が見えてくるかなという予感がしますが、「あちら側」の動きが「こちら側」にいる私にも理解できるには時間がかかるかな〜とも思えます。

梅田さんが、あとがきで言っている

「昨日から今日に至る日本社会で」仕事をされてきた方々斧毎日はとにかく忙しい。頭の片隅では気になっていても、自らネット上で試行錯誤することによって、ウエッブ進化の世界観を構築する時間はない。そんな方々が、このもしこの本を手にとってくださったとすれば、(中略)「アナロジーで理解してはいけない」というファインマン教授の言葉を改めて思い出してほしいと思う。(中略)
ウエッブ進化をアナロジーではなく丸ごと理解してほしい。そこが「お互いに理解しあうことのない二つの別世界」が生まれて問題が深刻化するかどうかのカギを握る。私はこの本を書くことを通して、皆さんにそういうメッセージを届けたかった。


は身にしみました。なまじっか少し前にインターネットの立ち上がり時期を経験していた自身が、今まさにその必要性を毎日感じているからです。同年代の中では「少し先走りすぎでは〜」と思われていると考えている自分が、梅田さんの語る「ウエッブ進化論」の世界では「お〜い!おじさん」の類であることの実感です。(お〜い!おじさんとは、最新PCソフト導入では手順がわからず、「お〜い!そこの若いの!Help頼む」と自分では丸ごと理解できない世代を揶揄した2〜3年前の流行語でした)

最後に

思考実験として、18年周期で世帯交代が起こるのだと仮定すれば、次に期待すべきは1991年うまれだと言うことになる。1991年といえば、今は中学2年生か3年生に。これまでの世代交代はすべて米国でおきてきたが、次の世代交代は世界中のどこが起点になるか全くわからない。

日本でそういう世代が早く登場してきてほしいものだと期待したいと思いました。

 
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